InterTerminalシリーズ(X.400MHS P7クライアント)

概要主な特徴主な仕様プロトコル構成ライセンス価格

概要
InterTerminal P7シリーズは、ITU-Tで勧告されているX.400MHSのP7プロトコルに対応した製品です。 官公庁や流通業界において豊富な実績を持っています。 InterTerminal P7を用いることで、アプリケーションプログラムに電子メールシステムのユーザ端末としての機能を付与することができます。ユーザ端末は、P7プロトコルを用いて予め用意されているセンターにアクセスできるようになります。

X.400は信頼性の高いメッセージングとして官公庁などで採用されており、また流通EDIにおいて標準の手順となっているH手順の通信プロトコルとしても採用されています。

InterTerminal P7では、アプリケーションを構築するためのインターフェースとして、ITU-Tで勧告されているPCI(Programming Communication Interface)を採用しています。アプリケーションとAPIの間はテキストベースのファイルを用いるため、簡単かつ柔軟にアプリケーションを構築することが可能です。

InterTerminal P7はネットワークの接続形態により、LAN対応、あるいはISDN(X.25)対応の何れかを選択することができます。InterTerminal/LAN/P7では、下位プロトコルとしてTCP/IPを使用します。InterTerminal/ISDN/P7では、下位プロトコルとしてISDNのBチャネル(X.25)を使用します。但し両製品ともに上位のAPIはまったく同じなので、アプリケーション開発者は下位の違いをほとんど意識することなく製品を開発することができます。

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主な特徴
  • 簡単なインターフェース
    InterTerminal P7は、基本的にライブラリでのご提供となります。そのためお客様の好みに合わせたアプリケーションの構築や、既存のシステムに組み込んで使用することが可能です。ライブラリのAPIはPCIを採用し、プロトコルを意識することなく容易に開発することができます。
  • 高速な処理
    一般にボトルネックになりがちなプロトコル処理を高速化。独自開発のASN.1コンパイラ、ASN.1ライブラリを用いた高速なASN.1処理に加えてUnixで開発されたSTREAMS技術を独自に実装することにより、高速な通信処理を行なっています。
  • 安全性
    より強固な安全性を求める方のために、セキュリティクラスS0Cに対応。市販の暗号ツール、暗号ライブラリを利用するためのインタフェースを用意いたしました。弊社製品のディレクトリ通信ライブラリInterTerminal DUAなどと組み合わせることで、電子証明書や鍵管理システムを用い、公開鍵・共通鍵などでメッセージの暗号化・署名などを行なうことも可能です。
  • 多彩なプラットフォーム
    Microsoft Windowsシリーズや各種UNIXに対応したライブラリを用意しています。ライブラリのAPIは全てPCIで統一化されているため、移植することも容易です。
  • 豊富な実績
    長年にわたって官公庁や流通業界で用いられているシステムのクライアントに組み込まれて採用されています。

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主な仕様
ソフトウェアの構成
  • InterTerminal P7 通信プロトコルライブラリ Ver2.62
    UNIX版は通常形式のライブラリ、シェアードライブラリ、Windows版はDLL及びLibにてご提供。
  • バッチファイルインタフェースプログラム
    InterTerminal P7ライブラリを使用したコマンドプロンプトから使用するプログラム。簡単な操作でホストとの接続を試したりすることができます。
  • サンプルコード
  • ドキュメント

必要なシステム
« UNIX版 »
OS Sun Solaris(Sparc/x86)2.4以上
HP HP-UX 10.0以上(*)
Linux(*)
FreeBSD
NetBSD

(*):HP-UXおよびLinuxについてはお問い合わせ下さい
CPU 特に速度は必要ありませんが、Pentium100MHz同等以上を推奨します
メモリー 16MB以上(32MB以上推奨)
ハードディスクの空き容量 10MB以上
その他 CD-ROMドライブ(インストール時に必要)
開発環境  

« Windows版 »
OS LAN版
Windows 7/Windows Vista/Windows XP/Windows 2000/Windows Millenium Edition/Windows 98 Second Edition/
Windows 98/95/NT 4.0/Windows 3.1(別途winsockが必要)/MS-DOS(*)
ISDN版
Windows 2000(*)/Windows NT4.0(*)/Windows 3.1(**)
(*):弊社指定のISDNボードが必要
(**):FRAPI-A準拠のISDNボードが必要
CPU 特に速度は必要ありませんが、Pentium100MHz同等以上を推奨します
メモリー 16MB以上(32MB以上推奨)
ハードディスクの空き容量 10MB以上
その他 CD-ROMドライブ(インストール時に必要)
開発環境 Microsoft Visual C++(4.2以降を推奨)
Microsoft Visual Basic(4.0以降を推奨)
Borland Delphi
Borland C++
Watcom C++(10.0以降を推奨)
他、一般的な開発環境であれば問題ないと思われます

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プロトコル構成
OSI基本参照モデル プロトコル、インターフェース 位置付け
  LAN対応版 ISDN対応版  
アプリケーション層 電子メールアプリケーション
H手順アプリケーション
業務アプリケーション...等
ユーザープログラム
通信インターフェース(PCI) InterTerminal/P7
  X.419
P7プロトコル
ACSE ROSE
プレゼンテーション層 X.226プレゼンテーション
セッション層 X.225セッション
トランスポート層 X.224トランスポート(Class0)
RFC1006  
Winsock(*)Socket(*) OS(一部通信ボード含む)
TCP
ネットワーク層 IP Q.931 X.25
データリンク層 イーサネット Q.921 LAPB 通信ボード
物理層 ISDN

(*):WinsockはWindowsシリーズのみ、SocketはUNIXのみ。

※当ホームページに記載されているシステム名、製品名は、一般に各開発メーカーの登録商標あるいは商標です。
尚、本文中では™、®マークは明記しておりませんのでご了承ください。

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ライセンス価格
標準価格:60,000円(税抜)
1端末1ユーザでご利用いただけます。
※1端末で複数ユーザーご利用いただく場合は、ユーザー数分のライセンスが必要となります。